ビタミンDサプリメントによるたくさんの良い事

ビタミンDの様々な効能について


はじめに

本日はビタミンDの効果についての記事にしたいと思います。

前回のフェルラ酸の記事においても書きましたが、フランス国内において厚労省が抗認知症薬を保険外適応としました。

効果と副作用の兼ね合いから公的保険でカバーするには不十分と考えられたためです。

そもそも、認知症になってしまってから抗認知症薬を使用しても効果が乏しいんですね。

しかし、認知症の診断がつかないと抗認知症薬は使用できません。

認知症状態となるはるか前からアミロイドβという認知症の原因となる物質が脳に沈着し始めています。

この時期からなんらかの対策ができれば、認知症状態となることを遅らせたり防いだりできるのではないかと思い、その一つの手段がサプリメントと考えています。

今回はその中でもビタミンDに関して論文を調べてみました。

ビタミンDとカルシウム

ビタミンDとは食品の中に含まれ、骨を維持するために必要な栄養素の一つです。

ビタミンDは食品やサプリメントなどからカルシウムが体に吸収されることを助けます。

カルシウムによって強い骨は維持されるんですね。

つまりビタミンDが不足すると骨が脆くなってしまい、骨折の原因になったりします。

ビタミンD欠乏症

ビタミンDの摂取量が少なすぎる場合、成人では「骨軟化症」、小児では「くる病」という骨が脆くなる病気となることが知られています。

ビタミンD2とビタミンD3

ビタミンDにはD2からD7までありますが、D4〜D7は食品にほとんど含まれておらず一般的には生理活性の高いD2(ニルゴカルシフェノール)とD3(コレカルシフェノール)に分類されます。

ビタミンDと日光

またビタミンD3は人の皮膚に存在するプロビタミンD3が紫外線に当たることにより作られたプレビタミンD3からも作られます。

皮膚からビタミンDが作られるには直接に日光に当たる必要があり、窓越しではダメなようです。

皮膚癌のリスクもあるので日光浴を避けたい方は、食べ物やサプリメントからビタミンDを補うことになってくると思います。

ビタミンDを多く含む食べ物

ビタミンDを多く含有している食品としては、ビタミンD2ではきくらげ、本しめじ、しいたけなどのきのこ類にたくさん含まれています。

ビタミンD3では、あんこう、イワシ、にしん、さけなどの魚介類に豊富に含まれ、卵黄やバターなどにも入っています。

ビタミンDの認知症への効果

ビタミンDの受容体は全身に分布し、様々な効果を発揮すると言われています。

転倒骨折予防はもちろんのこと、うつ病やアレルギー疾患の改善、がんおよび心疾患死亡率や全死亡率の減少などその影響は多岐にわたると言われています。

また、認知症に対する報告も諸外国において増加傾向ににあるようです。

37の研究を含むビタミンDと認知症に対するレビューによると、ビタミンDは神経成長因子(NGF)、ニューロトロフィン3、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)、などの物質を調節して神経保護に働くそうです。

結論としては、ビタミンD濃度が低いほど認知機能が低下し認知症リスクが高くなることが示唆されました。

血中のビタミンDの高さの指標になるのが、血中25(OH)D濃度ですが、認知機能の改善にどの程度まで25(OH)D濃度を上げれば良いという確かなデータはありません。

しかしフランスの報告では、75nmol/Lで効果が出ているそうです。

日本の厚生労働省によるビタミンDの目安量は、成人男女ともに220IU/日で上限量は2000IU/日と言われています。

アメリカの食品栄養委員会は600IU/日で、上限量は4000IU/日です。

しかし、それでも不足という意見も多いようです。

食事や日光から得られるビタミンDだけでは不十分な場合にはサプリメントによる補充も選択肢となってきますね。

ビタミンDと花粉症

ビタミンDは認知症以外にも転倒骨折予防はもちろんのこと、うつ病やアレルギー疾患の改善、がんおよび心疾患死亡率や全死亡率の減少などその影響は多岐にわたることについて先ほど触れました。

花粉症はアレルギー性疾患の一つですが、花粉症改善の報告もあるようです。

花粉症の症状のある10人にビタミンDサプリメントを飲んでもらったところ、10名全員が花粉症の症状が改善したそうです。
詳しくはこちらの外部リンクを参照ください。
https://city.living.jp/e_news/kireistyle/632094

まとめ

本日はビタミンDについての記事でした。

認知症のリスク軽減や骨折予防、うつ、アレルギーの改善、癌や心疾患の減少など様々な影響があることがわかりましたね!

日光浴を積極的に行ったり、ビタミンDを多く含む食べ物をとったりしても足りない場合には、サプリメントで補充するのがやはり手軽かと思われます。

花粉症にも効果がある可能性も言われているので、ぜひ試してみてくださいね。

参考文献:
池岡 清光. 認知機能低下に対するアンチエイジング医療-サプリメントの威力-.アンチエイジング医学 2018;14(6):775-782