カンナビジオール(CBD)の体内での代謝や働きについて

カンナビジオール(CBD)の体内での働き方


はじめに

本日もカンナビジオール(CBD)についての記事にしたいと思います。
CBDの効果はあまりに多く、注目度も高いのでしばらくはCBD関連の記事になりそうです。

CBDには抗炎症作用,鎮痛作用,制吐作用,抗不安作用や糖尿病,癌,アルツハイマー病 などの予防や治療の有効性など数多くが報告されています。

さて、昨日の記事はCBDの歴史や法律についてのものでした。

CBDの歴史や法律について詳しくはこちら

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もしCBDを飲むとしたら、サプリメントで安全とはいえ体の中でどのように代謝されるか気になりませんか?
僕も体の中でのCBDの働きが気になったので、調べてみました。
本日はちょっとマニアックな内容になってしまいますが、CBDが体内でどのように働くか、代謝されるかについて書きたいと思います。

CBDの代謝について

多くの薬物は経口摂取されますが、これらは胃や腸から吸収され血液にのって全身に運ばれる前に肝臓に送られます。
薬物の大半は肝臓内で代謝されてしまい、残った一部が全身に分布します。
ある種の薬 物、例えばモルヒネなどのように肝臓内で代謝 された代謝産物が元の薬物よりも強い薬理作用 を示す場合もあります。

CBD の代謝 についてはあまり知られていないそうですが、動物実験では投与された CBD の多くは そのままの形、あるいは肝臓でグルクロン酸抱合物となり排出されるようです。
グルクロン酸抱合とは水に溶けやすいため、体外への排出や輸送のためにその形を取られます。

またCBDを口から摂取するとCBD単独でのデータはないそうですが、摂取量の割には低い血中濃度 が1~3 時間後に観察されているようです。
舌下投与(CBDオイルは舌の下に落として吸収を待つパターンが多いです)では 約 2 時間後に血中濃度のピークが観察されているようです。
これに鼻腔からの吸収経路が加わると血中濃度の上昇も 1 時間程度と早くなり、これらは 一般的な脂溶性薬物吸収と大差ないようですね。

ラッ トの胃内に投与した CBD は投与後 84時間でも残っていることから、CBD は摂取後数時間以内に血中濃度がピークに達し、そ れ以後は徐々に尿中に、あるいは肝臓から胆汁として糞便中に数日かけて排泄されると考えられているようです。

CBDの受容体について

受容体というのは、生物の体内においてなんらかの刺激を受け取って、それを情報として利用できるように変換できる仕組みのことです。
例えば目や耳やそれを構成する細胞は、光刺激や音刺激を受け取る受容体と言えます。
カンナビノイド受容体にはCB1受容体とCB2受容体というものがあり、CB1 受容体は主に神経細胞に発現しており神経伝達を調整しています。
また、CB2 受容体は中枢神経外の非神経細胞、特にリンパ球やマ クロファージに発現しているます。
この2種類の受容体以外にも、GPR55,TRP,5-HT,および PPAR 受容体を介してその作用を発揮すると考えられています。
それぞれの受容体への作用について詳しく述べているとあまりにマニアックすぎるので省きますが、これらの多種多様な受容体にCBDが働きかけることによって、抗炎症作用,鎮痛作用,制吐作用,抗不安作用や糖尿病,癌,アルツハイマー病 などの予防や治療効果が発揮されるという仕組みと考えられているわけですね。

まとめ

本日はカンナビジオール(CBD)の体内での働き方についてでした!
代謝や受容体についての話だったので、見返してみるとマニアックな内容になりすぎてしまった気がしています・・・。

CBDはオイル、ワックス、クリーム、ガム、クッキー、ヴェイプなど様々な形で売られています。
ガムやクッキーなんて手頃でいいなと思いますけど、主流なのはやはりオイルですし、一番効果も望めると思います。
舌の下は血管が豊富なため、オイルを舌下に投与することによって速やかに吸収されます。
約2時間後に血中のピークを迎えますが、効果自体の自覚はもっと早いはずです。その後、肝臓や胆汁から体外に排出される仕組みなんですね。

受容体についても現在わかっているだけでこれだけの数があって、効果も数多く報告されているのに、さらに受容体に関する研究がすすめば他の有効性が証明される可能性も大いにあるものと思われます。
今わかっている効果以外にも新しい報告があったら適宜記事にしていきたいと思っています!
明日以降は、それぞれの効果についての詳しい記事を書きたいと思います。

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参考文献:
渡辺 正仁・早崎 華・由留木 裕子他.カンナビジオールの治療効果とその作用機序 .保健医療学雑誌 2018;9(2):112-126