カンナビジオール(CBD)の痛み止め効果や癌への有効性

カンナビジオール(CBD)の癌・腫瘍への効果と鎮痛作用


はじめに

本日もサプリメントシリーズのカンナビジオール(CBD)についての効果についての記事にしたいと思います。

CBDには抗炎症作用,鎮痛作用,制吐作用,抗不安作用や糖尿病,癌,アルツハイマー病 などの予防や治療の有効性など数多くが報告されています。

前回は抗炎症作用や、糖尿病についての記事でした。

抗炎症作用によって関節リウマチへの効果があったり、糖尿病の発症を減らしたり、合併症を予防する可能性があるというものでした。
詳しくはこちら
カンナビジオール(CBD)の抗炎症効果と糖尿病への効果

今日は、CBDの癌への効果、鎮痛作用について詳しく記事にしたいと思います。

カンナビジオール(CBD)の腫瘍と癌への効果について

カンナビノイドの癌に対する有用性には、抗癌剤治療に伴う吐き気を抑え食欲増進する作用とと もに鎮痛作用および不眠の改善作用などがあると言われています。

Nabiximols(Sativex)という THC と CBD を 1:1 含む医薬品はカナダやニュージー ランド、欧州の一部の国やアメリカの一部の州 では認可されており、進行癌や多発性硬化症における痛みの軽減に使用されているそうです。

THCには向精神作用があるんです。

そのため残念ながら、日本ではTHCを含むことから非合法で使用できませんし売られてもいません。

CBD に関しては大腸癌モデルマウスで の有効性が報告されているそうです。

培養細胞を用いた研究では、培養細胞を用い た研究では CBD が大腸癌細胞の増殖を抑制され、この研究では CB1 受容体の関与が示唆されているようです。

また、CBD はヒト乳癌細胞、前立腺癌細胞、大腸癌細胞、胃腺癌細胞などの増殖抑制や 肺への転移抑制効果を示し 、ヒト肺癌細胞にも効果が認められているということです。

このように数多くの癌細胞への増殖抑制や転移抑制効果が報告されていますが、未だ完全なメカニズムの解明にまでは至っていません。

カンナビジオール(CBD)の鎮痛効果について

カンナビノイドは受容体である CB1 および CB2 受容体に作用して鎮痛作用をもたらすと言われています。

カンナビノイドの鎮痛作用は末梢での侵害受容性疼痛に限らず、神経因性疼痛や心因性疼痛にも効果 が報告されています。

CBD が神経因性疼痛を抑える症例報告は多く見られますが、しっかりとした臨床試験は行われていないようですね。

動物実験では CBD が化学療法によっておこる末梢性の神経因性疼痛を 5-HT1A 受容体を介して 抑えることが知られています。

また、炎症や骨転移、 神経障害などに起因する癌の痛みが非常に強い場合、モルヒネなどのオピオイドによる治療でも緩和は困難であっても、カンナビノイドの使用によってこれを抑えられる可能性が大きいと考えられています。

癌に 限らず、HIV に関連する神経因性疼痛に関して もカンナビノイドが有効であるという報告もあります。

このように、動物実験において様々な種類に対する疼痛に対して効果があるとされています。

人における臨床試験は今後行われることになると思われますが、CBDは人に対してもなんらかの疼痛効果を発揮することを願います。

まとめ

本日はカンナビジオール(CBD)の癌への効果と疼痛効果についてでした。

CBD はヒト乳癌細胞、前立腺癌細胞、大腸癌細胞、胃腺癌細胞などの増殖抑制や 肺への転移抑制効果を示し 、ヒト肺癌細胞にも効果が認められているようですね。

疼痛に関しても、癌に関連した炎症や骨の転移による痛み、神経の障害、HIVに関連した疼痛など、様々な種類の疼痛に対して効果がある可能性がありそうです。

既に実験段階でもこれだけの効果が出ているのですから、人に対しても癌や疼痛作用がありそうですよね。
早く研究がすすんで人における効果が証明されることを願います。

次回はCBDの吐き気を抑える作用や抗不安作用、アルツハイマー病への効果、CBDの副作用についての記事にしたいと思います。

CBDの歴史や法律についてはこちら

関連記事

CBD-Infos-com / Pixabay カンナビジオール(CBD)について はじめに 本日もサプリメントシリーズの記事にしたいと思います。 カンナビジオール(CBD)って知っていますか?なんだそれって[…]

CBDの代謝や働きについてはこちら
関連記事

CBD-Infos-com / Pixabay カンナビジオール(CBD)の体内での働き方 はじめに 本日もカンナビジオール(CBD)についての記事にしたいと思います。CBDの効果はあまりに多く、注目度も高いので[…]

CBDの抗炎症効果と糖尿病への効果はこちら
関連記事

silviarita / Pixabay カンナビジオール(CBD)の抗炎症作用と糖尿病への効果について はじめに 本日もカンナビジオール(CBD)関連の記事にしたいと思います。 前回まではCBDの歴史や法[…]

CBDの制吐作用、抗不安作用、アルツハイマー病への効果、副作用について
関連記事

カンナビジオール(CBD)の制吐作用、抗不安作用、アルツハイマー病への効果と副作用について はじめに 本日もサプリメントシリーズ、カンナビジオール(CBD)についての記事にしたいと思います。 既にCBDには抗炎症[…]

参考文献:
渡辺 正仁・早崎 華・由留木 裕子他.カンナビジオールの治療効果とその作用機序 .保健医療学雑誌 2018;9(2):112-126