学習・記憶、骨粗鬆症予防とメラトニンサプリメントの関係

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メラトニンと学習・記憶、骨粗鬆症予防について

はじめに

本日もメラトニンについての記事を書きたいと思います。

 

昨日はメラトニンと睡眠、抗酸化作用、加齢予防についてお話しました。

 

これだけでも十分なのに、更に学習・記憶能力を向上させたり、骨を強くさせたりという可能性も最近の研究では報告されているようです。

 

メラトニンおそるべしですね。

 

今日、近所の薬局に行ってきたのでさくっとメラトニン買ってきちゃいました。

薬局で気軽にメラトニン買えるのはいいですね。

 

しばらく飲んでみて、いつか効果についてブログで書いてみたいと思っています。

 

メラトニンと学習・記憶について

現代社会において、高齢者の約4人に1人が認知症あるいはその予備軍と言われています。

 

日本は今後も高齢化が進むと言われており、認知症対策や記憶力の低下を予防、改善する手段を探すことが重要になってきています。

 

以前からメラトニンと認知症の関連論文はいくつか報告されています。

 

例えばアルツハイマー型認知症の患者さんの血中メラト ニン濃度が同年齢の人と比べて明らかにに低いことや、一卵性の双子のアルツハイマー病患者の一方に通常の薬ととも に6mg のメラトニンを3年間飲んでもらうと,通常の薬のみを使用した双子に比べて,脳の委縮度や言語・歩行能力の低下が抑制されていたとの報告があります。

 

実験動物を用いた報告も多いようです。

老化マウスにメラトニンを長期で投与すると、学習や記憶の低下が改善されることが報告されています。

これらの効果は前回お話した抗酸化作用によるものと考えられています。

 

また、若年マウスにメラトニンを長期でなく単回投与することでも、記憶形成が促進されるという最近の報告もあります。

これは抗酸化作用とは別の機序の記憶形成によるものと考えられています。

短期記憶→長期記憶への形成の「固定」に働くのではないかという推測をされているようですね。

 

未だ報告や実験動物レベルの検証なので、メラトニンが人間の学習・記憶を間違いなく向上させるということまでは言えません。

ただ、可能性はあるのではと期待しちゃいますよね。

 

メラトニンと骨形成・骨代謝について

最近の報告によると、メラトニンが骨代謝・骨形成 に関わるという機能が解明されつつあるようです。

 

骨は体重の5分の1を占める巨大な臓器であり、体を支える上でとっても大切ですよね。ところが、加齢とともに骨は脆くなっていってしまい骨粗鬆症を起こしてしまいます。

 

そこで注目されたのがメラトニンな訳です。

 

骨は体を支える組織としての役割以外に,血 中のカルシウム濃度を一定に保つために,常に骨からのカ ルシウム溶解(骨吸収)と骨へのカルシウム沈着(骨形成) を繰り返しています。

 

閉経前後の女性に対して行われた研究によると、夜に3mgのメラトニンを6ヶ月間飲んでもらうと、骨吸収に傾いていた骨吸収と骨形成のバランスが元に戻ったという報告があります。

 

また,最近の報告では、57~73歳の女性を対象に1年間メラトニンを1mg あるいは3mg 夜に飲み続けてもらうと、1年後の大腿骨頸部骨密度の減少を有意にくいとめ、 また,24時間の尿中カルシウム排出量を有意に減少させたといいます。

 

閉経後の骨粗鬆症だけでなく、老人性の骨粗鬆症の実験もあります。

 

4ヶ月齢の雄マウスに16ヶ月間メラトニンを飲み水で与え続けるという長期投与実験を行い、20ヶ月齢で骨幹端部と 骨幹部の骨密度や骨強度を測定したというものです。

 

その結果、メラトニ ン投与群の方が全骨密度が増加し、骨幹端部では海面骨の骨密度とねじり強度が有意に高値を示し、骨幹部では皮質 骨の骨密度が増加し、ねじり強度が有意に高いという結果を得たとのことです。

 

この老齢の雄マウスを用いた結果は、閉経後骨粗 鬆症だけでなく、メラトニンには老人性骨粗鬆症の予防効 果がある可能性を示しています。

 

メラトニンには少なくとも骨吸収を抑制する効果が認められるため,骨粗鬆症の予防薬あるいは治療薬としての可能性が考えられました。

現代人の偏った食生活ではカルシウムは不足しがちと言われています。

もちろんバランスのいい食事を心がけたいところですが、なかなか難しい時もありますよね。

カルシウムが不足していると、骨は脆くなっていきます。

それをメラトニンで食い止められるとしたらいいですね。

 

まだ実験段階のデータもありますが、骨粗鬆症にまで効果があるとするとメラトニンの力は計り知れないと感じました。

 

 

まとめ

本日はメラトニンと学習・記憶に加えて、骨形成・代謝についての記事を書きました。

前回記事の睡眠、抗酸化作用、加齢予防と合わせると、メラトニンのパワー半端ないなと思ってしまいます。

 

副作用も少なく、安全と言われているメラトニンサプリメントについて日本からでも輸入できるので検討してみてもいいのではと感じました!

 

 メラトニンサプリメントと睡眠、加齢予防との関係についてはこちら

taromental.com

 

参考文献:

服部 淳彦.メラトニンとエイジング.比較生理生化学2017;34-1:2-11