メラトニンサプリメントと睡眠、体内時計の関係、加齢予防について

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メラトニンと睡眠、加齢予防について

はじめに

日本でもサプリメントを日常的に使っている人は多いと思います。

 

アメリカに来て感じたのは、日本と比較にならないくらいのサプリメントのマーケットの大きさを感じます。

アメリカの人は、皆何かしらのサプリメントを飲んでいることが多いですね。

 

さて、皆さんメラトニンのサプリメントがあるって知っていますか?

僕も日本にいた時は医薬品以外でメラトニンって見たことありませんでした。

 

日本では製造されていないので、アメリカから輸入して使っている人はいるかもしれません。

 

メラトニンはとてもいいサプリメントなのに、日本ではあまり知らない人も多いようなので、本日はメラトニンについての記事を書きたいと思います。

 

メラトニンとは

メラトニンは人間においては体内の松果体(左右の大脳の視床という部位に挟まれた部位にあります)から分泌される物質です。

 

人間の体は睡眠覚醒のリズム、体温、血圧、ホルモンなど外部の刺激がなくても(光や温度が一定でも)、24時間のリズムに作られています。

 

その体内時計の仕組み、特に睡眠覚醒リズム作りに関わっているのがメラトニンです。

 

最近の研究ではメラトニンは松果体以外の器官でも作られ、睡眠覚醒リズムへの関与だけでなく、フリーラジカルや活性酵素を除去する抗酸化物質としての性質も明らかになってきています。

 

また、メラトニンは血液脳関門を容易に通過し、服用後の副作用の報告もほとんどない安全な物質です。

 

血液脳関門を簡単に言うと、血中から脳内に物質を受け渡す仕組みです。

血中の物質を全て脳内に通していたら有害な物質も脳内に入ってしまうので、それを防ぐ仕組みです。

 

メラトニンとアンチエイジング

メラトニンは加齢とともに減少していくと言われています。

 

加齢に伴って減少していくメラトニンを補充するという長期投与実験がされ、マウスやラットでは寿命を伸ばすということが報告されているそうです。

 

まだわかっていない部分も多いですが、メラトニンによる抗酸化作用によるものと考えられています。

 

マウスやラットへの報告なので人間に当てはまるかどうかは不明です。

 

もしこれが人間にも当てはまるとすると、メラトニンを飲むことで細胞の老化を防ぎ、肌や体内を若く保ったり、寿命を伸ばす効果があるとするとメラトニンって素晴らしいアンチエイジング物質ですね。

 

メラトニンと睡眠覚醒リズム

 人間の体内のメラトニンは昼間には作られず、夜になると作られ血中濃度が上がってきます。

 

逆に夜行性の動物は、昼になると血中濃度が上がり、夜になると血中濃度が下がってきます。

 

メラトニンの血中濃度が上がってくると、体が「休まなくてはいけない」と感じ、眠くなってきます。

 

しかし、夜間の光に当たってしまうとメラトニンの血中濃度が上昇しなくなり、眠くなって来ないのです。

 

特にブルーライトはメラトニンの上昇を邪魔してしまうと言われ、夜寝る前にパソコンやスマートフォンを見ているとブルーライトに暴露されることになり眠くなるというのはメラトニンの上昇が邪魔されているからなんですね。

 

現代人は夜遅くまで明るい環境で仕事をして、自宅に帰ってもスマートホンを見てブルーライトを浴びるため、メラトニンの血中濃度が上昇しにくい環境で暮らしているわけです。

 

皆さん時差ボケってしたことありますか?

 

例えば、海外旅行に行くとします。

飛行機に夜のるとしますよね。

 

飛行機の中が明るかったり、映画を何本も見てしまったりします(僕もよくやっちゃいますw)。

 

一切寝ないで現地についたら昼間だった。でも眠いからちょっと寝て起きたら夜だった。

 

夜全然眠れなくなりそうじゃないですか?

 

海外旅行って飛行機だったり、本来寝る時間に活動したり、本来起きている時間に寝たりで体内時計が狂ってしまいがちですよね。

これもメラトニンの分泌がめちゃくちゃになってしまっているからなんですね。

 

僕が学生の時、夜更かしして朝起きるのが遅くなってしまっていました。

大体12時くらいに起きて、夜3時くらいに寝たりしていましたね。

深夜ラジオがめっちゃ面白くて夜更かししちゃっていたんですw

 

ある日、夜早く寝ようと思って11時にベッドに入っても全然眠れないんです!

結局眠れたのは3時でした。

 

今考えると、体内時計が狂ってしまっていたんですね。

 

もしあの時手元にメラトニンがあったら間違いなく飲んでいましたねw

 

メラトニンを飲むことによって、血中のメラトニン濃度が上昇します。

あの時の僕は夜9時にメラトニンを飲めば血中濃度が上がって、体がお休みモードに入って11時に寝れたかもしれません。

 

こんな感じで、睡眠相がずれてしまっている場合にメラトニンを飲むことで、体がお休みモードを作ってくれて眠れるようになります。

 

まとめ

本日はメラトニンと睡眠、アンチエイジングについての記事を書きました。

 

明日はメラトニンと記憶増強作用、骨の形成についての関係を書きたいと思います。

まだまだありますね、メラトニンの効果w

 

メラトニンの魅力的な効果はこんなにたくさんあるのに、日本で身近に手に入らないのはなんだか悔しいですね!

 

 メラトニンと学習・記憶、骨粗鬆症との関係についてはこちら

taromental.com

 

 

参考文献:

服部 淳彦.メラトニンとエイジング.比較生理生化学2017;34-1:2-11